bar di teo’
ひと・本・映・撮・音・詩・いろいろ…。                          すてきな巡りあわせをキヲクに綴る。
その流の中を舟はゆく。
 人からすればそれは幸せと呼べない関係であっても、
 その中にやすらぎを感じ・・・
 心の支えとして生きている人が、
          この世界にはどれほどいるのだろう?

 この本を読んで何となくそんなことが頭を巡った。

 『星々の舟』 著:村山 由佳

星々の舟

 
 抑えきれない感情。
   麻痺してしまった感覚

 そして、反論できない状況下で生きるということ・・・。

 戦争とは国を壊し、街を壊し、生活を壊し、精神を壊し・・・。
 あらゆるものをがらくたへと変貌させる。

 破壊し尽くしたその先に何が得られるのか・・・。

 俺にとってこの作品は生涯心に残る本の1つになると思う。


   
きっと、あなたのそばにも。
 いつも傍にいるから、
    その存在の大きさに気づくことができない。

 そういった人たちに、何気なく支えられながら
                      生きていること。

 そして、
  自身が知らずとも誰かの支えになっていることを
                       忘れてはいけない。

 だから自分や、大切なひとを粗末にすることは、
       その人たちを裏切ることと同い行為だということを
                 自覚しなくてはいけないのだと思う。

 このことに気づかないと、
                   人は暴走し、

    昨今の異常な出来事が日常的に生まれて、

                    殺伐とした世界へ歩み進める。


 今日はこの本を読みました。

 『夜明けまで1マイル』 著:村山 由佳

夜明けまで1マイル

 多感な感情の波に翻弄される青少年の物語。

 著者の作品には、決して教科書には載っていない
 人として生きていく大切なヒントがたくさん描かれていて、

 俺自身も忘れかけていたモノを呼び起こされる気がした。


  

 
 
ヒ・ミ・ツ。
 秘密基地・・・

   秘密の場所・・・

      秘密の約束・・・。

        秘密の贈り物。

 内緒の話と内緒の出来事。

 今回読んだ本は

 『優しい秘密 おいしいコーヒーのいれ方次戞
                     著:村山 由佳

 優しい秘密

 秘密・嘘・内緒という言葉には、
           後ろめたさを感じてしまうのは・・・。

 そこに罪悪感がゆらぐからだろうか。

  
 だけど、後ろめたさを感じるときは・・・
   それは「優しい」ものなのかもしれないと俺は思う。

  

 
カエリミチ。
 【22:34】

 星のない夜空に朱を帯びた月が
        滲んだように浮かんでいる。

 水を注した田園に響く蛙の音。

   静かにそよぐ風に水と大地のかおりが
                   微かにとけこむ。

 遠くを過ぎ去るスクーターの排気音。

   高台をはしる電車の車窓から溢れる光の帯。

 通り過ぎていく車のテールランプの残光。

     高架下の少し頼りない蛍光灯の灯り。

 いつもと変わらない静かな夜景。

  そして、
    いつもと同じようにガードレールに身を預けて

   煙草に火を灯してその日を振り返る・・・。

 この時間が今の自分を支えているように思えるカエリミチ。


 今回はこの本を読みました。
 『いつかパラソルの下で』 著:森 絵都

いつかパラソルの下

 親が亡くなった時のことをリアルに考えたことはありますか?
 そして、自身が亡くなったときのことを・・・。

 「縁起でもない!」としかられるだろうか?

 残された者はそれをどう受け止めるのだろうか。

 そんなことを考えながらこの作品を読み進めていきました。

 亡くなった者はどうなるか正直俺にはわからない。
 だけど、残された者はこの世界でその後も生き続けるわけで、
 
 彼らを引きずって生きていくことは本当に良いことなのか?
 
 読後、彼らがそれぞれの道を見出そうとする姿に、
 自身の弱さと向き合う勇気を感じたような気がした。



見過ごしてしまいそうなこと。
 著者の作品は読むたびに深みにはまっていく。

 今回読んだ本は著者が綴った短編小説集。

 『優しい音楽』 著:瀬尾まいこ

優しい音楽

 表題となった「優しい音楽」と「タイムラグ」、「がらくた効果」
 の3編からなる作品。

 卑屈な関係を描いた作品は世の中たくさんあるけど、
 こんなにも読後が清々しいモノはそうそうないと思う。

 長い苦労の末、ふと振り返ったら気がつかないうちに
 得られたモノを見つけたような・・・。

 著者の作品にはそんな気分を味わえる不思議な
 魅力があります。

 ちょっと、オススメです。




Ciao.

teo’

Author:teo’

ファインダーの向こう側と
そのときの想いを感じたままに
キヲクに留めようと思う。



teo’

teo’ birth:1975              猫・本・映・写・音・・・                           すばらしきこのせかい。                 D80と一緒に歩く。



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