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窓の向こう、ツイヲクの場所。
もし、生きられる時間がそこにあると感じたとき、
最後にボクは誰に会いたいだろうか…。

意識ははっきりとしているのに、四肢が己の命令を無視していく
状態を受け入れられるだろうか…。

あるいは、大切な人がボクを最後の人に選んだとしたら…

長編恋愛小説「モルヒネ」を読みました。

苦しかった。
胸が「くしゃっ」と潰されてしまうような苦しさを終始感じました。

冒頭から始まる幼き頃の出来事。

彼女の想い…。彼の想い…。そして、周囲の人々の想い。
医師として、患者として、家族として、それぞれの立場のなかで
皆が生きて。亡くなって。残されていく。

恋愛小説では収まりきらない内容の濃いストーリーだと思います。

生きるということ。死と向かいあうということ。
大切なことがぎっしりとここに詰まっている気がします。

誰にも悟られずに死を待つこと。

        愛する人が何処かで死を迎えること。

それぞれの想い・・・。

 去るひと・・・追うひと・・・待つひと・・・。

痛さを感じるストーリーがここにはありました。

『モルヒネ』 著:安達 千夏

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【2007/04/08 23:05】 | libro ~本~
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